【コーヒー農園:品質向上の様々な取組シリーズ①】コーヒーチェリーの色づきチェック
今年(2024年)の日本は大変な酷暑だったと伺っております。TANJA農園は非常に標高が高いため(約1,400~1,800m)、毎日20℃前後と非常気持ちのよい気候の日々です。
そんな6~9月は、TANJA農園ではコーヒーの大・収穫期です。
今年は雨量が大変多かったこともあり、昨年を上回る収穫量となりました。そのため、収穫期は例年以上に大忙し…!早朝から、TANJAのワーカーさん達が農園をグループごとに移動しながらコーヒーチェリー(豆)を収穫していました。
さて、TANJA農園の運営2年目に入り、コーヒー農園では様々な取組を少しずつ広げています。コーヒーの品質を高めるためには、まずTANJA農園の現状・特徴を正しく把握することが重要です。
そこで、その取り組みのほんの一例を、何回かに分けてご紹介させて頂きます。
第1回目は、「コーヒーチェリーの色づきの変化をチェック」です。
<取組①>コーヒーチェリーの色づきの変化をチェック
・コーヒーチェリーの収穫では、赤く熟した実を収穫します。しかし、全てのコーヒーの木が、一斉に同じ時期に赤くなるのではありません。標高や気候、日照時間のタイミングなど様々な要因が影響し、木ごとに熟すタイミングはことなります。
・そこで…一つの枝の実が、黄色くなってからその後何日で赤く熟して採り頃になるのかを<写真>で追いかけました。
【写真:コーヒーチェリーの色づきの変化(2024年6月~7月)】
【結果】
・今回の検証の結果、黄色く色づき始めてから3週間前後で完熟を迎えました。環境によって完熟までに要する時間は異なるものの、これらの情報は収穫時期の把握や効率的な収穫計画の作成に非常に重要になります。
そして、この「赤く熟す色づく変化を観察する」という活動一つをとっても、はじめての取り組みの場合、ワーカーさん達に意図を理解してもらうところから始めますので、全てにおいて試行錯誤・チャレンジの日々です。
引き続き、皆さまに品質の高いコーヒーをお届けするために、様々な取り組みを通して来季以降も赤く熟したコーヒーチェリーの収穫に努めてまいります!
次回はワーカーさん達の「作業量チェック」についてご紹介します。