ンゴロンゴロ農園見学のご紹介
Our Farms
「千の丘」の国・ルワンダ。26,000km2という四国よりは大きく、関東より小さい国土のほとんどが海抜1000m~4500m。急斜面の西部から、平原と沼地が広がる東部にかけて、起伏の連なる丘の国です。南緯数度という赤道付近に位置しながら、月々の平均気温は20℃前後と、春や秋のようなさわやかな高山気候で、オーストラリアを原産とする亜熱帯気候を好むマカダミアを良質に育成します。ルワンダナッツカンパニーでは、比較的寒冷な北部を除く、東部・西部・南部各地に合計8農園、合わせて150Haの土地に、約33,000本のマカダミアを定植・栽培しています。
生産品 | マカダミア |
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農園数 | 8農園 |
標高 | 1,200m ~ 2,100m |
面積 | 150Ha |
栽培
私たちの農園は、苗床づくりからはじまりました。苗木は、発芽から定植までに2年がかかります。複雑な技術と設備を要する「接ぎ木」工程は、中小農家さんでは生産が困難です。私たちは、苗木を自社農園だけでなく、農家さんへも配布し、契約農家として長い関係を築き続けてきました。また、各地に配した農園は、各地域の農家さんへモデルケースとなっています。今までもこれからも、マカダミアを地場産業として、彼らとともに育てています。
購買・技術指導
自社農園に加えて、契約農家からの購買も行い、ルワンダ1国の総収量の約半数を加工しています。購買は、自社スタッフが全国の農家さんへ、少量でも、僻地でも、直接訪問し実施しています。収量・品質を自分たちの目で確認し、記録し、必要に応じて栽培指導を実施し、品質を確保しています。自社スタッフへは、農業高校及び大学の農学部の卒業者を雇用し、マカダミア以外に、イモや豆、トマトやニンジンといった自家消費できる作物の栽培についてもトレーニングしています。マカダミア収穫の閑散期にも、農家さんが家族全員が十分に食料を確保できるような栽培指導へ繋げています。
加工・輸出
首都キガリ東部に、全国から受入れたマカダミアの乾燥、洗浄、加工、梱包、輸出を行う工場を運営しています。加工とは、殻を割り、可食部分を取り出し、虫食いや未熟などの欠陥ナッツを取り除き、大きさによって生のマカダミアをグレーティングする工程です。熟練の社員たちがひとつひとつ手作業でグレーディングを行っており、機械では対応できないような、フレキシブルで細やかなソーティングを可能にしています。厳選したマカダミアは、ソーティングしたその日のうちに真空梱包し、鮮度を閉じ込め、輸出します。遠くルワンダから日本へ、フレッシュなマカダミアナッツを日本へお届けしております。
循環型のマカダミア産業へ
外皮は農園で堆肥化し、有機堆肥として使用しています。
ナッツの殻は、ナッツを乾燥させるための温風ファンの燃料として燃焼し、そのあとは、農園に戻して堆肥と混ぜ、土壌の活性化とマルチングに活用することで、残渣ゼロを実現しています。